フランス旅行(ジヴェルニー<モネの家>編)
モネの名画が生まれた町、ジヴェルニー。パリから北西約70㎞に位置し、人口は500人余りの小さな町ですが、年間50万人の観光客が訪れているそう。1時間もかからずに全体を歩き回ることができるので、村と呼んだ方が適切かもしれません。
この村に、モネ自らが最高傑作と呼んだ、作品(家と庭園)があります。
パリから向かう場合は・・・
サン・ラザール駅(Paris Saint-Lazare)からルーアン(Rouen-Rive-Droite)行きのTERに乗り、ヴェルノン駅(Gare de Vernon - Giverny)で下車。乗車時間は乗車時間は45~55分程。さらに、そこからシャトルバスに20分程乗るとジヴェルニーに到着します。
ヴェルノン駅へ向かう方法はもう一つあり、サン・ラザール駅からIntercitesに乗り、マント・ラ・ジョリー駅(mantes-la-jolie)へ行き、そこからTransilienJ線に乗換えても行くことができます。
シャトルバスは大きな駐車場に止まります。そこから歩いてモネの家へ。看板が出ているので道に迷うことはありません。人の流れもできています。
道中はこんな感じで緑に溢れ、穏やかな空気に包まれていました。モネは列車の窓から偶然ジヴェルニーを目にし、この美しい景色に惹かれて、1833年にパリから移住したそうです。
モネの家のチケット売り場は行列ができていたので、近くでジェラートを買い、食べながら並ぶことに。チョコ・ストロベリー・ピスタチオ。味はあまり・・・でしたが、暑い中立ち続けていたので喉が潤ってよかったです。結局、チケットの購入までに30分以上並んだかな。
クロード・モネの家
モネがアトリエ兼住居として使用していた家屋。淡いピンクの壁とグリーンの窓枠の外観に目を奪われます。この窓枠、モネが暮らす前はグレーだったそう。窓枠をグリーンにすることで、庭の緑との連続性を感じられます。
薔薇のアーチもそのためのアイディアのひとつだとか。家の前には、薔薇と開花時期の異なるチューリップが植えられており、どの季節でもその連続性を感じられるようになっています。チューリップは当時のフランスでは珍しく、モネ自身がオランダから仕入れたと言われています。
この外観は庭がより魅力的に感じられる配色ですよね。それに家屋単体で見ても、おとぎ話に出てきそうでとってもキュート!♡
可愛いのは外観だけでなく、内観も。
モネの大好きな浮世絵がたくさん飾られています。ジャポニズムが印象派画家に与えた影響の大きさを改めてモネの家から伺うことができました。
キッチンとダイニングは青・白、リビングは黄色でまとめられています。この時代のフランスで、この色使いのインテリアはモネの家だけだったのでは?当時の人が見たら斬新な配色と感じただろうと想像します。
窓から入る木漏れ日や庭の景色にうっとり・・・♡
庭園については次の更新で振り返ろうと思います。